• 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 2381
  • 公開日時 : 2018/10/31 15:35
  • 更新日時 : 2019/01/30 15:21
  • 印刷

【TI:電源IC】 LM5022 の使用方法について

現在の回路では、UVLOを制御して「シャットダウン、リスタート、シャットダウン」を周期的に繰り返すという使い方をしています(24V to 180V の Booster )

この周期を、スタートアップにかかる時間よりはるかに短い状態にしていますが、
出力電流が小さいために、シャットダウン後の出力電圧の降下が非常に少ないため殆ど出力電圧が降下しない状態でリスタートがかかります。この周期を小さくしていき数msec にすると、動作がおかしくなります。
 
このような使用方法で、何か問題となりそうなことがありますか。
カテゴリー : 

回答

LM5022のソフトスタートの機能は、SSピン電圧でCOMPピン電圧の制御とスイッチ電流の制御が行われています。
(データシート12ページ参照)
この機能はVCC電圧とUVLOが規定以上の電圧となった時です。9ページの内部ブロック図において、
SS電圧が誤差アンプの動作を制御するような構成が記載されています。
 
質問にある使い方ではSSピンがソフトスタートを完了しない時点でUVLOでON/OFF制御されていると考えます。ソフトスタート途中でUVLOを制御されると、ソフトスタート機能が正常に動作しなくなることが疑われます。
ソフトスタートが完了して通常動作に入った後、UVLO制御に入れると考えられます。
 

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください お問い合わせを入力されましてもご返信はいたしかねます