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  • 公開日時 : 2018/08/07 11:47
  • 更新日時 : 2019/01/30 15:15
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【TI:モーター・ドライバ】 TPIC2060/2050 外付け抵抗(0.1Ω)の必要性について

TPIC2050/TPIC2060のそれぞれのデータシートに記載されている Functional Block diagram ですが、
TPIC2050には、ICOM1/ICOM2/ISENSEとGND間に抵抗0.1Ωがあり、
TPIC2060には、PGND_SPM1/PGND_SPM2とGND間に抵抗はありません。
そのため、以下の2点について教えてください。
 
①TPIC2050の0.1Ωは、どの様な意味を持っていますか。
②TPIC2060を使用する場合、PGND_SPM1/PGND_SPM2とGND間に
0.1Ωは必要ないですか。
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回答

①TPIC2050は、外付けの抵抗でモータへの電流を制限します。
その制限された電流は以下の式により導かれます。
ILimit = Internal REF voltage / RCS = 194 mV / 0.1 Ω ≈ 1940 mA
データシートP58 10 Power Supply Recommendationsの項を確認してください。
 
②TPIC2060は、外付けの電流制限抵抗が内蔵されており、レジスタ設定で同様な設定が可能です。
従って、PGND_SPM1/PGND_SPM2とGND間には抵抗は不要です。
データシートP.29 Table 17. REG71 8-Bit Control Register for FuncEna Field Descriptionsと
P.39のTable 37. REG68 8-Bit Control Register for Protect Field Descriptionsと
P.48の9.1.8 Spindle Driver Current Limit Circuitの項を確認してください。

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