KinetisのFlexBusは、アドレス/データ用のピン（FB_ADxx）が32本存在するパッケージは、32ビットデータバスのデバイスを接続できます。

但し、アドレス専用のピンがFB_A16以上となり、下位16ビットを出力するピンがないため、マルチプレクスバス（アドレスとデータを時分割）のみとなり、外部にアドレスラッチ回路が必要になります。その結果、FB_CS1をFB_ALEとして使用します。

また、通常はBE（Byte Enable）信号が4本必要になると思いますので、FB_CS2～FB_CS5をそれぞれFB_BE_15_8_B, FB_BE_7_0_B, FB_BE_31_24_B, FB_BE_23_16_Bとして使用します。

従って、BE信号が必要な場合は、1つのデバイスしか接続できません。複数デバイス接続したい場合は、外部にアドレスデコード回路を追加して、必要なデバイスのチップセレクト信号を生成してください。

また、外部からウェイトサイクルを制御するFB_TAも使用できないため、CSCRnレジスタのAAビットを1に設定し、WSビットにウェイトサイクルを設定してください。