Shadow Flash領域にあるSecurity機能の設定変更をする際、
Program flowに基づき、対象Blockに対し事前にErase処理を実行しますが、Erase時に電源断となった場合にSecurityの状態はどうなりますか。
Shadow Flash領域のデータが、All 0 の場合、Security機能は無効となる認識ですが、
Erase後はデータAll 1のときのSecurityの状態を教えてください。
MPC5643LRM Rev. 10 26 June 2013
P131
6.1.1 Securing the microcontroller
To deactivate the flash memory password (“swallowing the key”) the register can be programmed with the value 0x0000_0000_0000_0000.
Shadow flash領域に対しErase処理実行時に電源の瞬断が発生した場合、Passwordは無効、つまりSecure状態が無効となります。
MPC5643Lなどの90nm ProcessのFlashは、
Erase処理の場合、以下のように4つのサブ処理が存在しております。
Step1. Program,
Step2. Erase,
Step3. Compaction,
Step4. Soft Program
AN4521_MPC56xx C90FL Flash Recovery Rev. 1, 02 May 2012
Erase処理中に電源断となった場合のFlashデータは、
all 1, all 0, or ECC errorの3つの状態となる可能性があります。
いずれの状態でもShadow Flashの設定は無効と判断されますので、Securityの機能自体も無効の扱いとなります。
よって、無効(≒有効ではないPassword)の場合、0x0000_0000_0000_0000と同じ様に無効と判断されます。