• No : 2652
  • 公開日時 : 2018/12/12 17:42
  • 更新日時 : 2019/01/30 15:07
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【TI:マイコン】 TMS320F2837xD 外部バス(EMIF)アクセスの優先順位について

Technical Reference Manualを見るとTMS320F28375DのEMIF1はCPU1とCPU2の
両方からアクセスできるように記載されていますが、CPU1とCPU2が同じタイミングで
EMIF1にアクセスした場合の優先順位と、注意すべきポイントについて教えて下さい。
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回答

EMIF1については、CPU1、CPU2とそれぞれのDMAの4つからアクセス可能となりますが、
アクセスが重なった場合、下記の優先順位でアービトレーションが行われます。
 
1. CPU1
2. CPU1.DMA
3. CPU2
4. CPU2.DMA
 
注意点としては優先順位の低いソースは、優先順位の高いソースのアクセスが完了するまで
待たされることになりますので、CPU1でDMAを使用してEMIF1にアクセスした場合等に
CPU1でEMIF1を占有してしまい、CPU2のアクセスが待たされ続けることがないように
処理をする必要があります。
 
EMIFのアービトレーションについては、TMS320F2837xD Technical Reference Manual
25.3.2のEMIF Requestsに記載されていますので、確認してください。