• No : 4827
  • 公開日時 : 2020/03/02 16:46
  • 更新日時 : 2021/03/24 15:11
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【TI:マイコン】 MSP432のクロック構成について

MSP432のクロック構成を教えてください。
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回答

 
 
     出典:MSP432Pxx Technical Reference Manual REVISED JUNE 2019版(Texas Instruments社)
 
 
 
クロック・ソースとしては、下記7つがあります。
【LFXT】
 32.768KHzの時計用クリスタルあるいは、32KHz以下の標準クリスタルから生成する低周波数クロック。
【HFXT】
 1MHzから48MHzの高周波数クロック。
【DCO】
 内部生成の周波数可変DCO (Digitally Controlled Oscilator) クロック。デフォルトは、3MHzとなります。
【VLO】
 内部生成の9.4KHz (Typ) VLO (very-low-power low-frequency oscillator) クロック。
【REFO】
 内部生成の32.768KHzあるいは128KHz REFO (low-power low-frequency oscillator) クロック。
【MODOSC】
 内部生成の25MHz (Typ) クロック。
【SYSOSC】
 内部生成の5MHz (Typ) クロック

各モジュールへのクロック
7つのクロック・ソースからクロックを選択・分周して内部で使用するクロックが生成されます。
【ACLK】
 周辺モジュールへのクロックです。
 クロックソースは、LFXT(LFXTCLK)、VLO(VLOCLK)あるいはREFO(REFOCLK)から選択します。
 そのクロックを1、2、4、8、16、32、64あるいは128分周し、最大周波数は128KHzのクロックです。
【MCLK】
 CPUなどで使用するマスター・クロックです。
 クロックソースは、LFXT(LFXTCLK)、VLO(VLOCLK)、REFO(REFOCLK)、DCO(DCOCLK)、MODOSC(MODCLK)
 あるいはHFXT(HFXTCLK)から選択し、1、2、4、8、16、32、64あるいは128分周したクロックです。
【HSMCLK】
 周辺モジュールへのサブシステム・マスター・クロックです。
 クロックソースは、LFXT(LFXTCLK)、VLO(VLOCLK)、REFO(REFOCLK)、DCO(DCOCLK)、MODOSC(MODCLK)
 あるいはHFXT(HFXTCLK)から選択し、1、2、4、8、16、32、64あるいは128分周したクロックです。
【SMCLK】
 周辺モジュールへの Low-speed サブシステム・マスター・クロックです。
 クロックソースは、HSMCLKと同じクロックが選択され、1、2、4、8、16、32、64あるいは128分周したクロックです。
【BCLK】
 クロックソースは、LFXT(LFXTCLK)あるいはREFO(REFOCLK)から選択し、
 最大周波数32.768KHzのバックアップ・ドメイン・クロックとなります。
【LFXTCLK】
 32.768KHzの時計用クリスタルあるいは、32KHz以下の標準クリスタルから生成する低周波数クロック。
【VLOCLK】
 内部生成の9.4KHz (Typ) VLO (very-low-power low-frequency oscillator) クロック。
【REFOCLK】
 内部生成の32.768KHzあるいは128KHz REFO (low-power low-frequency oscillator) クロック。
【MODCLK】
 内部生成の25MHz (Typ) クロック。
【SYSOSC】
 内部生成の5MHz (Typ) クロック