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  • 公開日時 : 2020/05/25 16:00
  • 更新日時 : 2020/06/26 14:42
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【TI:マイコン】 TMS320F2803x Comparator moduleの挙動について

Comparator入力の一方(COMPxA)に外部信号を入力し、もう一方(COMPxB)に内蔵10bit-DACの出力を入力しますが、
内蔵10bit-DACの出力電圧(DACVAL[0:9])を設定し、COMPxBに電圧を印可することで、
COMPxAの入力信号に3V程度の直流成分が乗ってしまう問題が発生しています。
ComparatorをPower down(COMPDACEN = 0)するとCOMPxAの入力信号は元の状態に戻ります。
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回答

Comparatorのヒステリシス機能が原因の可能性が考えられます。
 
Comparator入力のヒステリシスは、シュミットトリガ構成で実現されており、
Comparatorの出力とComparatorの非反転入力との間(COMPxA側)に100kΩ程のフィードバック抵抗が存在します。
フィードバック抵抗はデフォルトで有効になっており、これにより非反転入力(COMPxA側)に電圧が印可されます。
 
 
ヒステリシスを無効にするオプションがあり、これによりフィードバック抵抗を無効にすることが可能です。
下記の通り、COMPHYSTCTLレジスタのCOMP3_HYST_DISABLEビットを1にします。
 
AdcRegs.COMPHYSTCTL.bit.COMP3_HYST_DISABLE = 1;
 
COMPHYSTCTLレジスタについての詳細は、下記を確認してください。
 
8.12.7 Comparator Hysteresis Control Register