• No : 4936
  • 公開日時 : 2020/03/11 15:05
  • 更新日時 : 2020/05/21 16:36
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【TI:マイコン】 MSP432 LPM4.5への状態遷移について

MSP432 LPM4.5への状態遷移について教えてください。
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回答

LPM4.5へは全てのActive Modeから状態遷移でき、AM_LDO_VCORE0に復帰します。
 
   
   出典:MSP432P4xx Technical Reference Manual REVISED June 2019版 SLAU356I(Texas Instruments社)
 
手順は以下の通りです。
 
1. LOCKxxxxビットをクリア
   PCMCTL1[LOCKLPM5] = 0, PCMCTL1[LOCKBKUP] = 0 となっていることを確認します。
   各ビットがセットされているときは、0をライトしてクリアします。
 
   【PCMの構成】
     
   出典:MSP432P401R データシート REVISED June 2019版(Texas Instruments社)
 
   【PCMCTL1レジスタ構成】
   
   出典:MSP432P401R データシート REVISED June 2019版(Texas Instruments社)
 
   【PCMCTL1レジスタのLOCKBKUP, LOCKLPM5ビット割り付け】
   
   出典:MSP432P401R データシート REVISED June 2019版(Texas Instruments社)
 
2. GPIOの設定
   全てのGPIOをフローティング状態がないように設定します。
 
3. Wakeupのための割り込み要因を設定
   Wakeupに使用する割り込みを有効にします。
   Wakeupに使用可能な割り込み要因は以下となります。
   
 
4. LPMRの設定
   PCMCTL0[LPMR] = Ch に設定します。
 
   【PCMの構成】
   
   出典:MSP432P401R データシート REVISED June 2019版(Texas Instruments社)
 
   【PCMCTL0レジスタ構成】
   
 
   【PCMCTL0レジスタのLPMRビット割り付け】
   
   出典:MSP432P4xx Technical Reference Manual REVISED June 2019版(Texas Instruments社)
 
5. SCB SCR[SLEEPDEEP] = 1
   SCB (System Control Block) のSCR (System Control Register) レジスタのSLEEPDEEPフィールドをセットします。
   SCBの各レジスタのアドレスは、ベース・アドレス0xE000_E000hからのオフセット値で設定されます。
 
   【SCBの構成】
   
 
【SCRレジスタの構成】
   
 
【SCRレジスタのビット割り付け】
   
   出典:MSP432P4xx Technical Reference Manual REVISED June 2019版(Texas Instruments社)
 
6. LPM4.5へ状態遷移
   WFIあるいはWFEインストラクションを実行するか、
   SCR[SLEEPONEXIT] =1の状態で保留中の最後の割り込みを実行後、LPM4.5に状態遷移します。