• No : 6171
  • 公開日時 : 2021/02/22 16:12
  • 更新日時 : 2021/10/20 16:00
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【TI:マイコン】 MSP430F4xx(FLL+ Clock Module)の発振器異常検出について

MSP430F4xx(FLL+ Clock Module)の発振器異常検出について教えてください。
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回答

MSP430F4xxが実装するFLL+ Clock Moduleは、LFXT1発振器、DCO発振器、およびXT2発振器の異常を検出します。
 
発振器が生成するクロックの異常を検出すると該当する異常検出フラグをセット(1)します。
各異常検出フラグは、発振器の異常状態が解消されると自動でクリア(0)されます。
 
 
出典: MSP430x4xx Family User’s Guide (SLAU056L)
 
発振器(クロック)の異常を検出すると、上記の異常検出フラグがセット(1)され、
IFG1[OFIFG] (発振器異常割り込みフラグ)をセット(1)し、
IE1[OFIE] (発振器異常割り込みイネーブルビット)がセット(1)されているとき割り込みを生成します。 
 
 
出典: MSP430x4xx Family User’s Guide (SLAU056L)
 
* 注意事項 *
POR (Power On Reset)直後、SCFI1[DCOx]の値は0b00000となり、FLL_CTL0[DCOF]は必ずセット(1)されるので、
IFG1[OFIFG] (発振器異常割り込みフラグ)がセット(1)されます。
 
出典: MSP430x4xx Family User’s Guide (SLAU056L)
 
異常検出フラグは、各発振器の異常が解消すると自動でクリア(0)されます。
一方、発振器の異常が解消されても、IFG1[OFIFG](発振器異常割り込みフラグ)は自動でクリア(0)されません。
IE1[OFIE] (発振器異常割り込みイネーブルビット)をセット(1)する前に、
IFG1[OFIFG](発振器異常割り込みフラグ)をクリア(0)する必要があります。