LPSPI1~6のペリフェラルのIP自体は同じで、Cortex-M7/M4のどちらのコアからでも使用することが可能ですが、下記のようにいくつか異なる点があります。
電源ドメイン
- LPSPI1-4:WAKEUPドメイン
- LPSPI5-6:LPSRドメイン
最大クロック
- LPSPI1-4のクロックはBUS_CLK_ROOTで、最大240MHz動作
- LPSPI5-6のクロックはBUS_LPSR_CLK_ROOTで、最大160MHz動作
M7からのアクセス経路
- LPSPI1-4へは、Cortex-M7からXB_PER⇒AIPSTZ1経由でアクセスする
- LPSPI5-6へは、Cortex-M7からXB_PER⇒X⇒AIPSTZ4と、クロスバー「X」を経由する
以上より、高いSPIクロックで高速に使用したいものはLPSPI1-4を使い、低消費電力時にM7ドメインの電源がオフの状態でもアクセスしたいものはLPSPI5-6を使うといったユースケースが考えられます。