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  • 公開日時 : 2019/06/21 11:40
  • 更新日時 : 2025/10/21 15:41
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【TI:マイコン】 MSP430の各シリーズの差異について

MSP430は、F1,F2に始まりいろいろなシリーズがあるようです。
どれを検討すればよいのかが分からないので、それぞれのシリーズの特徴を教えてください。
 
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回答

MSP430の各シリーズの違いについて説明を致します。
現在のMSP430には、F1, F2, F4, F5, F6, FR2, FR4, FR5, FR6, G2 があります。
その他に、特殊なシリーズとして、AFE2, i2, FG4, FW4, FG4, FG2などがありますが、
これらについてはそれぞれのデータシートを参照して下さい。

さらに乾電池一本での動作のためのMSP430L092シリーズもあります。
このシリーズのみROMを内蔵しています。
 
名称にFRがつくシリーズはFRAM(Ferroelectric Random Access Memory)を
採用した新しいタイプのMSPです。
それ以外のMSPでは、従来のフラッシュメモリーが使われています。
最初にリリースされたのが、F1/F4シリーズでした。F4はLCDコントローラ内蔵タイプです。
既に旧式になっていますので、新規採用にはお勧めしません。

F1シリーズを改良して、高速化(16MHz)と低消費電力化を図ったのが、F2シリーズです。
そして、F2シリーズのローコスト版としてG2がリリースされました。
F2シリーズをさらに高性能化(25MHz)し、それと同時に低消費電力化を図ったのが、
F5/F6シリーズです。F6はLCDコントローラ内蔵タイプです。

F5/F6シリーズでは、高速処理と低消費電力を両立させるため、
コア部分にLDOを内蔵しています。
そのため、スリープモードではLDOの消費電力でF2シリーズより電流を消費します。
要求される計算能力を把握する必要があります。
このシリーズは、高速クロックの周波数を設定するのにあたり、
低速クロックを参照するための特別なハードウエア(FLL)を内蔵しています。
FR5/FR6シリーズは、FRAMを採用したシリーズです。FR6はLCDコントローラ内蔵タイプです。
FRAMとフラッシュの違いについては別にFAQを用意しています。
FR5/FR6シリーズのクロックは、他のMSP430のように自由に設定できず、
8種類の固定クロックを選択するだけになります。
CPUコアのためにLDOを内蔵しています。
また、FR57xxシリーズに限り、保存温度(130℃)以上でのFRAMデータの保持が保証されません。
そのため、まず基板に半田付けをしてから、プログラムを書き込まねばなりません。
FR2/FR4シリーズは、FRAMを採用したシリーズです。FR4はLCDコントローラ内蔵タイプです。
このシリーズは、クロックモジュールにFLLを採用していて、柔軟なクロック設定が可能です。
またCPUコアのためにLDOを内蔵しています。
FRAMは自由に読み書きができるので、フラッシュとは異なりRAMとしてもご使用になれます。
ただし、FRAMのアクセス速度は、読み書き共に8MHzです。
より詳細な仕様については、各シリーズのユーザガイドを参照して下さい。