1.PF0100はピンストラッピングとレジスタ設定にてOTPレジスターに関する以下の3つの動作の設定が可能です。
①製品サフィックスに対するOTPヒューズの値で起動する動作
②TBBOTPレジスタの値で起動する動作
③工場出荷時のdefault値で起動する動作
各動作の設定は以下となります。
①の設定:ピンストラッピングにてVDDOTP=GND and レジスタ設定にて、TBB_POR=0(default) and FUSE_POR_XOR=1(default)
②の設定:ピンストラッピングにてVDDOTP=GND and レジスタ設定にて、TBB_POR=1
③の設定:ピンストラッピングにてVDDOTP=VCOREDIG
2.TBBモードは量産前にOTPの設定をカスタマイズし、評価を行う為のモードなので量産品での使用は推奨していません。
TBBOTPレジスタはPMICへの電源投入が遮断されるとゼロに初期化されますので、TBBモードで量産使用し想定外の事象によりTBBOTPレジスタがゼロになった場合、OTPフューズ通りの動作となり想定外の電圧やシーケンスで動作する可能性があります。
その為TBBモードの趣旨を理解した上で使用してください。
詳細につきましては、以下のアプリケーションノートを参照してください。