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【TI:オーディオ】 TPA2034D1 測定条件について
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No : 522
公開日時 : 2018/08/07 09:57
更新日時 : 2018/10/01 19:20
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【TI:オーディオ】 TPA2034D1 測定条件について
TPA2034D1のデータシートにはCRのロー・パス・フィルタ回路を負荷と測定器の間に入れるように
記載がありますが、これを入れると消費電流が増えてしまいます。
消費電流の値としては、ロー・パス・フィルタ回路のグランドを接続しないと近い値になりますが、
グランドに接続すると80mAが90mA程度に増えてしまいます。(Vdd3.6V、0.25W出力時)
TPA2034D1を評価するための正しい測定方法を教えてください。
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回答
測定時に使用しているRCフィルタは、測定器にオーデイオ帯域外(例.30kHz以上)の信号が印加されないようにする為のものです。
測定器の入口にオーデイオ帯域外信号をカットするAES17フィルタ等が無い場合、測定器にスイッチングの300kHzを中心とした
スペクトラムが印加され、測定器が誤動作する恐れがあります。
それを防ぐためにRCフィルタを接続をしています。
しかし、測定器がAES17フィルタやClass-Dアンプ用のフィルタを装備している場合には不要です。
尚、フィルタを接続すると電流が増えるのは上記のスイッチング成分がコンデンサを通してグランドに流れ込む為です。
実際の機器ではこのフィルタが無い為、消費電流を測定する時にはフィルタを外して測定して下さい。
(データシート記載の測定はオーディオ特性を想定しているものです。)