• No : 6177
  • 公開日時 : 2020/09/25 15:44
  • 更新日時 : 2022/06/23 10:10
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【TI:マイコン】 MSP430 タイマ・モジュールのCapture modeについて

MSP430 タイマ・モジュールのCapture mode(キャプチャ・モード)について教えてください。
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回答

 MSP430F4xxファミリーのTimer_Aモジュールを
参考に説明します。

Capture mode(キャプチャ・モード)とは、
ある信号の変化をトリガにタイマのその時のカウント値を
取得するモードです。
Capture/Compareブロック(CCRx)は、
TACCTLx[CAP] = 1のときキャプチャ・モードで動作します。
 
【トリガ信号の設定】
トリガ信号(CCIxA or CCIxB)は、TACCTLx[CCISx]で設定されます。
 
【トリガ信号の割り付け】
トリガ信号は、外部ピンあるいは内部信号に割り付けられています。
トリガ信号の割り付けは、各製品のデータシートを確認してください。
出典:MSP430x41xデータシートREVISED DECEMBER 2008版(Texas Instruments社)
 
【キャプチャ・タイミングの設定】
トリガ信号の条件(立上りエッジ、立下りエッジ、両エッジ)は、
TACCTLx [CMx]で設定します。
 
【キャプチャ・タイミングの同期/非同期設定】
TACCTLx[SCS] = 1に設定すると、キャプチャ・タイミングを
タイマ・クロックと同期することができます。
 
 
【キャプチャのオーバーフロー】
TACCRxレジスタから取得したキャプチャ・データを読み出す前に、
次のキャプチャ・データが上書きされると、TACCTLx[COV]ビットが
セットされキャプチャのオーバーフローが発生したことを確認できます。
 
【割り込みの生成】
TACCTLx[CCIE] = 1の状態で、キャプチャ・イベントが発生すると、
割り込み要因フラグTACCTLx[CCIFG]がセットされます。
出典:MSP430x4xx Family User’s Guide (SLAU056L)