TIA/EIA-644-AおよびTIA/EIA-899では、ドライバ出力の遷移時間が単位インターバルの30%以下であり
その下限がそれぞれ260psおよび1nsと定義されています。
またレシーバ入力での遷移時間が単位インターバルの50%以下であることを推奨しています。
ただし、これはライン・デバイスについてではありません。
ライン・デバイスについて最低の信号レートを見積もる場合、最大出力遷移時間を使用します。
例えば20%から80%で定義された最大差動出力遷移時間が600psの場合、
立ち上がり時間と単位インタバルに30%の関係を使用すると
600ps÷0.3=2000ps
すなわち500Mbpsまでの信号レートをサポートできることがわかります。
*500Mbps=1÷2000ps
あくまでも参考の算出方法となりますのでデータシートの値を優先してください。