MSP430F5xx/F6xxファミリーのパワーマネジメントモジュール(PMM:Power Management Module)は、
内蔵するLDOにより電源電圧(DVcc)からコア電圧(Vcore)を生成します。
コア電圧は、PMMCTL0[PMMCOREV]ビットの設定により4段階の設定ができます。
コアクロック(MCLK)の動作周波数に応じ、
PMMCOREVビットで設定するコア電圧と電源電圧を最適化することで、消費電力の低減が期待できます。
出典:MSP430F5438Aデータシート (JAJSG69F)
たとえば、MSP430F5438Aにおいて電源電圧が2.4V以上3.6V以下の状態で、
コアの動作周波数が8MHz以下であればPMMCTL0[PMMCOREV]の設定は、0/1/2/3いずれの設定でも問題ありませんが、
PMMCTL0[PMMCOREV] = 0としてコア電圧を一番低い設定にすることで消費電力の低減が期待できます。
出典:MSP430x5xx/x6xxユーザーズガイド (SLAU208Q)
出典:MSP430F5438Aデータシート (JAJSG69F)