• No : 7680
  • 公開日時 : 2021/06/18 17:16
  • 更新日時 : 2023/08/31 16:04
  • 印刷

【Lattice FPGA】CrossLinkのPCN04A-20について、電源シーケンスが守れない場合はどうなりますか?

PCN04A-20でCrossLink/Automotive CrossLinkのデータシート更新(v1.7)で
電源シーケンスを追加したことが通知されましたが、もしこのシーケンスを
守れない場合はどうなりますか?
カテゴリー : 

回答

この電源シーケンスが守れない場合ですが、コンフィグレーション方法および
電源立上りの傾きによって発生確率が異なりますが、コンフィグレーションが
正常にできなくなる可能性があり、一度その状態になってしまいますと正常に
戻ることはありません。
 
・コンフィグを内部NVCM(ワンタイムフラッシュメモリ)から行い、電源立上り
 が8V/msより傾きが大きい(立上りが速い)場合:2000DPPM以下
・コンフィグを外部SPIフラッシュから行い、電源立上りが8V/msより傾きが大きい
 (立上りが速い)場合:5DPPM以下
・コンフィグを内部NVCMまたは外部SPIから行い、傾きが8V/msより小さい
 (立上りが遅い)場合:0DPPM
 
電源立上りの傾きが0.6V/ms~8V/msであれば電源シーケンス修正などの対策は
不要です。
上記8V/msはデータシートやPCNなどに記載がありませんが、添付の補足資料
に上記の説明がございますのでご参照ください。
添付ファイル : 
Lattice_PCN04A20_補足資料_rev0.pdf