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  • No : 12354
  • 公開日時 : 2024/03/28 18:58
  • 更新日時 : 2024/05/07 11:39
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【TI:アイソレーション】 アイソレータ全般 カプラからデジタルアイソレータに置き換えるメリット ~I2C~

I2Cの信号ラインにおいてカプラからデジタルアイソレータに
置き換えるメリットを教えてください。
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回答

I2Cは双方向のシリアルデータ線 (SDA) とシリアルクロック線 (SCL) の
2線で構成されたインターフェイスです。
従来I2Cの絶縁はオプトカプラとディスクリートロジックで
ライン上のデータ方向を制御することで実現していました。
ディスクリートロジックはバスグリッチや双方向ラインでの
ラッチアップ状態を回避するために必要です。
 
下図はオプトカプラを使用したソリューションのレイアウトと、
一方向クロックと双方向データ転送を実現出来る
TI社デジタルアイソレータISO1641との比較を示しています。
ISO1641は、SDAがアイソレータの両側から同時に駆動されるのを
防ぐために必要な内部回路を集積しています。
またその他必要とされる外付け回路も内蔵されているため、
オプトカプラ・ソリューションと比較しても回路サイズと複雑さを大幅に削減出来ます。
 
 
一例
■フットプリント
 デジタルアイソレータ (ISO1641) 回路:15mm x 8mm
 オプトカプラ回路:22mm x 15.5mm
 
■外付け部品点数
 デジタルアイソレータ (ISO1641) 回路:6個
 オプトカプラ回路:16個
 
 

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