回路図を最初から作成するには、部品配置、配置した部品の定数変更、
部品間の配線、ノードにラベルを付ける、Markerの配置等を行います。
●部品配置
部品には、TI社デバイス、抵抗、コンデンサ、インダクタ、
電源、グラウンド等があり、部品配置にはいくつか方法が
あります。
・コンデンサ配置例 1
「Place」>「PSpice Component」>「Capacitor」をクリックします。
マウスを回路図上に移動させると選択した部品が呼び出され、
マウスの左クリックで配置できます。
マウスの右クリックで表示されたWindowの「End Mode」を
クリックするか「ESC」で解除されます。
・コンデンサの配置例 2
「Place」>「PSpice Component」>「Modeling Application」を
クリックし、表示されたWindowの「Passives」を展開し、
「Capacitor」をクリックします。
さらに表示されたWindow内にて、必要な定数を設定し、
「Place」をクリックします。
マウスを回路図上に移動させると選択した部品が呼び出され、
マウスの左クリックで配置できます。
マウスの右クリックで表示されたWindowの「End Mode」を
クリックするか「ESC」で解除されます。
・コンデンサ配置例 3
「Place」>「Part」をクリックし、表示されたPlace Part Window内の
「Libraries」の「Add Library」をクリックします。
表示されたWindowにて「pspice」フォルダ内の「analog.olb」を
選択し、「開く」をクリックします。
"analog" は、アナログ回路上で使用するコンデンサ(C)を含む
ライブラリーです。
「Libraries」の項目に「ANALOG」が追加されますので、
「ANALOG」を選択状態にします。
「Part」の検索欄に"C(or c)"を入力、その下に表示された
"C"の部品を選択し、右上のICアイコンの
「Place Part (ENTER)」をクリックします。
マウスを回路図上に移動させると選択した部品が呼び出され、
マウスの左クリックで配置できます。
マウスの右クリックで表示されたWindowの「End Mode」を
クリックするか「ESC」で解除されます。
●配置した部品の定数変更
配置した部品にあらかじめ設定されている定数を変更します。
部品定数部分をダブルクリックして、
表示されたWindowの「Value」に変更する定数を設定します。
その後、「OK」をクリックします。
●部品間の配線
部品間を配線して接続します。
「Place」>「Wire」をクリックし、配線を開始する部品の
端子部分をクリック、そのまま接続する部品の端子まで配線します。
マウスの右クリックで表示されたWindowの「End Wire」を
クリックするか「ESC」で解除されます。
●ノードにラベルを付ける
ノードに特有の名前を付け、シミュレーション実行後に
表示された波形を見分けやすくします。
「Place」>「NetAlias...」をクリックし、表示されたWindowの
「Alias」にラベル名を入力します。
その後、「OK」をクリックします。
回路図上に表示されたラベルを配線上に合わせてクリックします。
マウスの右クリックで表示されたWindowの
「End Mode」をクリックするか「ESC」で解除されます。
●Markerの配置
シミュレーション実行後にモニタしたい電圧、電流の箇所に
Markerを配置します。
例として、電圧波形をモニタしたい場合の手順を示します。
「PSpice」>「Markers」>「Voltage Level」 をクリックし、
表示されたMarkerの先をモニタしたい配線上でクリックします。
マウスの右クリックで表示されたWindowの「End Mode」を
クリックするか「ESC」で解除されます。