• No : 12305
  • 公開日時 : 2022/09/28 10:03
  • 更新日時 : 2023/08/31 16:54
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【TI:電源IC】 TPS23731:非同期フライバックの使用可否

TPS23731のデータシートに下記の様な二次側出力部にMOSFETを使用した
同期フライバックの回路図が記載されています。
 

この二次側出力部をダイオードに変更した非同期フライバックで使用する事は可能ですか。
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回答

非同期フライバックで使用する事も可能です。
MOSFET使用時の方が効率は優れていますが、
ダイオードを使用する事によりコストダウンが図れます。
下記TI webサイトを参照してください。
How to choose your Type 3 (<51-W) PoE power topology
 
但し、非同期フライバックで使用時は下記の制約に注意してください。
(データシートの項目8.3.6.3 COMP, FB, EA_DIS, CP, PSRS and Opto-less Feedbackに記載)
・マルチ出力は出来なくなります。
・3%以下の負荷レギュレーション特性を得る為には
 5%~100%の出力電流範囲での使用が必要です。
 尚、同期フライバックの一次側レギュレーション使用時(PSRSピン:Open)は、
 全出力電流範囲で1.5%以下の負荷レギュレーション特性です。
 ※両ケースとも適切に設計された電源トランスを使用した場合の特性です。
・PSRSピンはAGNDに接続してください。