I2Cは双方向のシリアルデータ線 (SDA) とシリアルクロック線 (SCL) の
2線で構成されたインターフェイスです。
従来I2Cの絶縁はオプトカプラとディスクリートロジックで
ライン上のデータ方向を制御することで実現していました。
ディスクリートロジックはバスグリッチや双方向ラインでの
ラッチアップ状態を回避するために必要です。
下図はオプトカプラを使用したソリューションのレイアウトと、
一方向クロックと双方向データ転送を実現出来る
TI社デジタルアイソレータISO1641との比較を示しています。
ISO1641は、SDAがアイソレータの両側から同時に駆動されるのを
防ぐために必要な内部回路を集積しています。
またその他必要とされる外付け回路も内蔵されているため、
オプトカプラ・ソリューションと比較しても回路サイズと複雑さを大幅に削減出来ます。
一例
■フットプリント
デジタルアイソレータ (ISO1641) 回路:15mm x 8mm
オプトカプラ回路:22mm x 15.5mm
■外付け部品点数
デジタルアイソレータ (ISO1641) 回路:6個
オプトカプラ回路:16個