TPS61299のインダクタ・リップル電流は350mA(TYP)の範囲で一定に保たれています。
負荷電流の減少と共に、上図のPWMモードの電流波形が下に降りてきて、
バレー電流がゼロで不連続になると、PFMモードに移行します。
バレー電流がゼロの時、TPS61299の平均入力電流は、
リップル幅の半分の175mAになっています。
すなわち、平均入力電流が概ね175mA未満になった場合、PFMモードに移行します。
平均入力電流は以下式で概算できます。
平均入力電流 =(出力電圧×出力電流)÷(入力電圧×変換効率)