• No : 3518
  • 公開日時 : 2020/04/16 11:51
  • 更新日時 : 2020/05/21 16:00
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【TI:プロセッサ】 Processor SDK RTOS BOOT用SDカードの作成方法

Processor SDK RTOSのBOOT用SDカードを作成する方法を教えてください。
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回答

Boot用SDカードの作成は下記手順の通りです。
AM335x Starter Kitを例にして説明します。
 
BOOTメディア作成/Boot手順に必要な機材
  AM335x StarterKit
  シリアルコンソール(PCソフトの場合Tera Termなど)および接続ケーブル
  PCなどを使用し、RS232Cで通信および表示のできるターミナルソフトなど。
  Boot時の動作確認を行う(LEDの点灯などで確認する場合もある)。
  112500bps,8bit,NoParity,1StopBitの設定で通信を行う。
  接続ケーブルについて、StarterKitの場合はUSBでPCと接続出来る為、添付の
  USBケーブル(Type-A~Micro-B)で接続可能。
  SD-CARD リーダ/ライタ
  ノートPCなど内蔵されているドライブが使えるのならば、別途必要はない。
  microSDカード
  StarterKitはmicroSDが必要となる。詳細は、TRM(Technical Reference Manual︓spruh73)
  の26.1.8.5 MMC / SD Cardsに記載。
 
Boot用SDカードの作成: フォーマット
 先の章で作成したBootloaderとサンプルApplicationで、StarterKitのBootSDカードを作成する。
 ① SDカードをフォーマットする。
  PCでSDカードを確実にフォーマットするために、SDK内のboot.imgを書き込む。
 (C:¥ti¥processor_sdk_rtos_am335x_5_02_00_13¥prebuilt-sdcards¥evmAM335x¥sd_card_img)
  Win32 Disk Imager等書き込みツールを使用。
 
  
 
 Note:
  TIのWebではHP USB Disk Storage Format Tool v2.0.6 Portableも紹介されているが、最新のバージョンでは
  正常のフォーマットができない場合があるため上記方法を推奨。
 

 ② 書き込みが完了すると、SDカード内にMLO(bootloader)とappファイルが書き込まれる。
  ※上記boot.imgは、AM335xEVM用のI2C test用なので、
   appのみCCSで作成した”*.out”ファイルを”*_ti.bin”ファイルに変換した
   appファイルに置き換える。(次々スライド︓Boot用SDカードの作成(3/4)Applicationのコピー参照)
 
 
Boot用SDカードの作成: BootLoaderのコピー
 ① 通常は「bootloader_boot_mmcsd_a8host_release_ti.bin」を「MLO」というファイル名で
  SDカードにコピーする。デフォルトのファイルの位置は
  「C:¥ti¥pdk_am335x_1_0_13¥packages¥ti¥starterware¥binary¥bootloader¥bin¥am335x-evm¥gcc」
 ② ここではboot.img内のMLOを使用するため割愛。
 
 
Boot用SDカードの作成:Applicationのコピー
 ① CCSでBuildしたApplicationファイル(gpio_app_led_blink_a8host_debug.out)を
  「gpio_app_led_blink_a8host_debug_ti.bin」
  に変換後、appというファイル名でSDカードにコピーする。
  
 
Boot用SDカードの作成(4/4)
 ① StarterKitにSDカードとUSBケーブルを接続する。
  USBケーブルはPCに接続する。
 ② 電源を投入する。
 ③ StarterKitのLEDが点滅するのを確認する。