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【TI:アンプ】 LOG112/2112 出力飽和時の異常電流について
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No : 454
公開日時 : 2018/08/03 11:57
更新日時 : 2019/01/30 15:42
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【TI:アンプ】 LOG112/2112 出力飽和時の異常電流について
LOG2112/112に0Aに近い電流を印加すると、ICの出力が電源電圧付近に飽和します。
この際、LOG2112/112が異常発熱しています。
そのため、以下の点について教えてください。
① この現象はICとして正しい動作なのか
② 発熱を抑えるための対策方法
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回答
① ICとしての動作は、0Aに近い電流印加によって出力電圧が飽和する現象は、デバイスとしては仕様通りの動作です。
Tina-TIでのシミュレーション結果でも同様の結果が得られます。
②LOG2112に0Aに近い電流(100pA未満)を印加した場合に、出力電圧が電源電圧付近に飽和すると、
IC内部のOp-Amp出力段に過大なシンク・ソース電流が発生することで、ICが想定以上に発熱することがあります。
対策としては、出力が飽和しないように、入力電流を100pA以上に保って使用してください。