■ TTL
1960年代にTI (Texas Instruments) が、74シリーズを発表した当初、
バイポーラトランジスタで構成された、電源電圧5Vの論理ICをTTL(Transistor-transistor logic) ICと称しました。
TTLの入出力条件(TTLレベル)は、
VIH = 2.0V, VIL = 0.8V
VOH = 2.4V, VOL = 0.4V
と、規定されています。
なお、VOH(MIN)およびVOL(MAX)の値は、ドライブする電流(IOH/IOL)により変動することがあります。
詳細は、各デバイスのデータシートを確認してください。
出典:SN74ALS1004データシート JANUARY 1995版(Texas Instruments社)
現在では、電源電圧5V以下で内部回路がCMOSで構成されているが、TTLレベルを満足する論理ICを、
LVTTL(Low Voltage TTL) ICと称しています。
---------------------------------------------
■ CMOS
CMOS(MOSFET)の入出力条件は、電源電圧に依存します。
一般的には、電源電圧(Vcc)の70%以上をHigh、電源電圧(Vcc)の30%以下をLowと認識します。
詳細は、各製品のデータシートを確認してください。
社団法人 電子情報技術産業協会の半導体実装・製品技術専門委員会が作成する、
統一化広電源電圧 CMOSインターフェース規格の記載を確認してください。
出典:JEITA ED-5007 統一化広電源電圧 CMOSインターフェース 2010年4月制定