• No : 6148
  • 公開日時 : 2020/09/23 14:16
  • 更新日時 : 2021/05/19 16:46
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【TI:電源IC】 UCC28070 RSYNTHピンの役割について

RSYNTHピンについてデータシートには電流合成の割合の大きさを設定するためのピンとありますが、
これはCSAピン及びCSBピンで検出した値の合成する割合を変更するということですか。
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回答

データシートの図19に示してあります赤点線の部分の電流が下降する波形は、
デバイスでモニタ出来ないのでその波形をデバイス内部で作成(合成)しています。
 
Rsynの値を変更すると赤点線の傾きが変わります。
電流が上昇する期間のみモニタする制御では過電流状態の場合、
電流が下降する期間内で十分に電流が低下しないと段々と電流は上昇を続けていきます。
電流の上昇期間と下降期間の両方をモニタする事で過渡な電流が発生しないように制御を行う事ができます。
 
この内容はデータシートの7.3.8 Current Synthesizerの項目にて、過渡な電流変化が発生すると
電流ループはデューティを変化させて過渡電流を抑える動作である旨が記載されています。