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【TI︓電源IC 】 TPS61099 出力電圧設定用の抵抗値について
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No : 6680
公開日時 : 2021/01/08 15:21
更新日時 : 2022/01/13 15:51
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【TI︓電源IC 】 TPS61099 出力電圧設定用の抵抗値について
TPS61099の電力損失を抑えるため、出力電圧設定用の抵抗値を大きくする場合、上限はありますか。
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回答
データシートにはFBピンのリーク電流(IFB_LKG)に対して100倍以上の電流を、
出力電圧設定用の抵抗(R2)に流すように指示があります。
「For the best accuracy, the current following through R2 should be 100 times larger than FB pin leakage current.」
リファレンス電圧(VREF)は1.0V、IFB_LKGはMAXで50nAなので、ワーストケースを想定すると、
50nA×100=5μA程度の電流をR2に流す必要があります。
従って
R2 = VREF/(IFB_LKG×100) = 1.0V/5μA = 200kΩ
となるため、R2の上限は200kΩ前後にしてください。
R2が200kΩを大きく超えると、出力電圧精度が下がる可能性があるので注意してください。
以下のE2Eとアプリケーションノートも参照してください。
TPS61099: Maximum value of R2
Design considerations for a resistive feedback divider in a DC/DC converter