3.SDKのセットアップ
※Pre-BuildイメージによるSDカードの作成を行う際には、
5.Pre-Build/Re-BuildイメージによるSDカードの作成へすすむ。
参考サイト:
Processor SDK Linux Software Developer’s Guide 06_03_00_106
1.セットアップスクリプトは以下の内容を実行。
- Linux host が推奨されているUbuntu LTSバージョンであることを確認
- 必要なホストパッケージのインストール
- ターゲットファイルシステムのインストール
- NFS セットアップ
- TFTP セットアップ
- Minicom セットアップ
- uboot セットアップ
- uboot スクリプトのロード
注)インストールしたUbuntuの構成によりスクリプト内で使用されるifconfigコマンドがインストールされていない場合、下記コマンドで追加。
$ sudo apt install net-tools
2.ターミナルより下記コマンドを実行。
$ cd ~/ti-processor-sdk-linux-am335x-evm-06.03.00.106/
$ sudo ./setup.sh
(上記フォルダ名はインストール時に指定した場所)
3.Setup.sh実行時に確認・質問される内容について一部抜粋して示します。
- setup package script
必要なパッケージのインストール(sudoのパスワードを要求される場合がある)。
- In which directory do you want to install the target filesystem?(if this directory does not exist it will be created)
SDKで生成されるfilesystemのroot位置にするディレクトリ位置を指定する。
- This step will extract the target filesystem to /home/panpan/ti-processor-sdk-linux-rt-am335x-evm-06.03.00.106/target
NFS ターゲットファイルシステムに展開するPrebuildイメージを指定する。
- This step will set up the SDK to install binaries in to:
SDK実行ファイルをインストールするディレクトリを指定する。
- Which directory do you want to be your tftp root directory?
TFTPでアクセス出来るrootのディレクトリを指定する。
- This step will set up the tftp server in the /tftpboot directory.
TFTPサーバーの設定と公開するディレクトリに公開するファイルをセットする。
- This step will set up minicom (serial communication application) for SDK development
minicom(シリアル通信ターミナル)の使用するポートなどの設定を行う (ポートデバイスを指定する ex. /dev/ttyUSB0)。
- This step will set up the U-Boot variables for booting the EVM.
EVMのパラメータ(IPアドレス)を指定する。
- Select Linux kernel location:
EVMを起動する際のBoouloaderの位置を指定する(TFTP or SD Card)。
- Select root file system location:
EVMを起動する際のroot filesystem位置を指定する(TFTP or SD Card)。
- Would you like to create a minicom script with the above parameters (y/n)?
minicon起動時のパラメータをファイルとして保存する。
- No BeagleBone (Black) or StarterKit detected.…
実機を接続せずにいた場合にEVMと仮定して設定する。
- Would you like to run the setup script now (y/n)? …
スクリプトをすぐに実行する (yとするとminiconが起動する。EVMなど接続していない場合はnを選択が可能)。
minicomが起動した場合、CTRL+Aを押してからQキーを押して終了する (CTRL+C等で中断するとsetup.sh自体が終了)。