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  • No : 11247
  • 公開日時 : 2022/04/01 11:33
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【NXP:Kinetis】 KinetisのFTMは、3相BLDCモータ用のPWMを出力できますか。

KinetisのFTMを使用して3相BLDCモータを制御することを検討しています。
相補PWM出力やデッドタイムの設定も必要になりますが、それらも可能ですか。
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回答

KientisのFTM(FlexTimer Module)は、相補PWM出力やデッドタイムも設定でき、1つのPWMで最大8チャネルのPWMを出力できますので、3相BLDCモータを制御可能です。
 
また、レジスタ更新の同期機能、出力マスク機能などがあります。
尚、デッドタイムは、全てのPWMチャネルで同一の値となります。
 
PWMの出力用のカウンタの動作モードは、Edge-Aligned PWMとCenter-Aligned PWMの2種類があります。
Edge-Aligned PWMモードでは、カウンタは初期値(FTMx_CNTIN)からモジュロ値(FTMx_MOD)までカウントアップし、初期値に戻り、またモジュロ値までカウントアップするモードです。初期値はマイナス値も設定(例えば-10,000~+10,000)することも可能です。
Center-Aligned PWMモードでは、カウンタは0(FTMx_CNTIN=0)からモジュロ値(FTMx_MOD)までカウントアップし、0までカウントダウンし、またモジュロ値までカウントアップするモードです。
 
PWM信号のエッジ(変化点)を設定する方法もEdge-Aligned PWMとCenter-Aligned PWMで異なります。
Edge-Aligned PWMモードでは、1つ目のエッジと2つ目のエッジをそれぞれ個別のレジスタ(C(n)VとC(n+1)V、nは偶数)で指定できるため、相補PWMだけではなく、位相がずれたPWMも出力できます。
Center-Aligned PWMモードでは、1つ目のエッジと2つ目のエッジを一つのレジスタ(C(n)V、nは偶数)で指定します。
 
 

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