KinetisのFlexBusのCSCRnレジスタのBLS (Byte-Lane Shift) ビットに0をセットした場合、データはFB_AD31から8ビット、16ビット、32ビットが配置されます。
通常は、FlexBusと周辺デバイスをノンマルチプルクスバスで接続する場合にCSCRnレジスタのBLSを0に設定します。
理由は、データビット幅が16ビット以下であれば、FlexBusはFB_A[30:16](アドレスピン数はパッケージに依存)とFB_AD[15:0]で常時アドレスを出力できるからです。
また、KinetisのFlexBusのCSCRnレジスタのBLSビットに1をセットした場合、データはFB_AD0から8ビット、16ビット、32ビットが配置されます。
通常は、FlexBusと周辺デバイスをマルチプルクスバスで接続する場合にCSCRnレジスタのBLSを1に設定します。
理由は、マルチプレクスバスでは、アドレスのビット0とデータのビット0が同一ピンにする必要があるためです。
詳細は、リファレンスマニュアルのData-byte alignment and physical connectionsを参照ください。
但し、BLSビットに1をセットした場合、FB_ALE信号が必要になるため、FB_CS1を使用できなくなります。