FRDM-KE02Z40MのRESETスイッチを押しながら、Windows 10 PCに接続するとBOOTLOADERドライブ(USB大容量メモリ)を認識します。この時、Windows 10 PCがBOOTLOADERドライブに書き込むため、OpenSDAアプリケーションが書き換えられてしまいます。
一度OpenSDAアプリケーションが書き換えられるとRESETスイッチを押さずにPCに接続してもBOOTLOADERドライブが表示され、デバッグできなくなります。
対策方法を以下にまとめました。
先ずは、次のURLよりFirmware Apps(Pemicro_OpenSDA_Debug_MSD_Update_Apps_xxxx_xx_xx.zip)をダウンロードしてください。
既にマイクロソフト社のサポートが終了していますが、Windows 7 PCを使用して次の手順でブートローダーを更新することを推奨しています。
- ダウンロードしたFirmware Appsを適当なフォルダに解凍
- 解凍後、更にOpenSDA_Bootloader_Update_App_v111_2013_12_11.zipを解凍
- FRDM-KE02Z40MのRESETスイッチを押しながら、PCに接続
- BOOTUPDATEAPP_Pemicro_v111.SDAをBOOTLOADERドライブにコピー
- 一旦FRDM-KE02Z40MをPCから外し、再接続
- MSD-DEBUG-FRDM-KE02Z_Pemicro_v118.SDAをBOOTLOADERドライブにコピー
正常にBOOTLOADERを更新できたかは、テキストエディタでSDA_INFO.HTMを開いて確認してください。
次の内容が含まれている場合は、正常にBOOTLOADERを更新できています。
<input name="BOOTVER" type="hidden" id="BOOTVER" value="1.11" />
FRDM-KE02Z40MのRESETスイッチを押しながら、Windows 10 PCに接続してもOpenSDAアプリケーションが書き換えられることはありません。
詳細は、次のURLを参照ください。このURLには、Windows 10 PCを使用する場合のPCの設定変更も記載されています。