• 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 13665
  • 公開日時 : 2023/02/13 21:24
  • 印刷

【NXP:i.MX RT】 i.MX RT1170のLPSPI1-4と5-6の違い

i.MX RT1170のLPSPI1-4とLPSPI5-6の違いを教えてください。
カテゴリー : 

回答

LPSPI1~6のペリフェラルのIP自体は同じで、Cortex-M7/M4のどちらのコアからでも使用することが可能ですが、下記のようにいくつか異なる点があります。
 
電源ドメイン
  • LPSPI1-4:WAKEUPドメイン
  • LPSPI5-6:LPSRドメイン
 
最大クロック
  • LPSPI1-4のクロックはBUS_CLK_ROOTで、最大240MHz動作
  • LPSPI5-6のクロックはBUS_LPSR_CLK_ROOTで、最大160MHz動作
 
M7からのアクセス経路
  • LPSPI1-4へは、Cortex-M7からXB_PER⇒AIPSTZ1経由でアクセスする
  • LPSPI5-6へは、Cortex-M7からXB_PER⇒X⇒AIPSTZ4と、クロスバー「X」を経由する
 
以上より、高いSPIクロックで高速に使用したいものはLPSPI1-4を使い、低消費電力時にM7ドメインの電源がオフの状態でもアクセスしたいものはLPSPI5-6を使うといったユースケースが考えられます。
 
i.MX RT1170 Processor Reference Manual, Rev. 1, 05/2021
-39ページ:Figure 2-2. Bus Diagram
-1432ページ:Table 14-3. Chip Domains
-1458ページ:Table 15-2. System Clocks Table

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください お問い合わせを入力されましてもご返信はいたしかねます