MK10などに内蔵されているDSPIは、タイミングを設定するレジスタが各種あります。
ご連絡頂いた不具合を解決するには、SPIx_CTARn[PCSSCK]とSPIx_CTARn[CSSCK]に適切な値を設定する必要があります。
CSの立下りエッジからクロックの立上りエッジまでの時間 tCSC は、次の式で計算できます。
tCSC = SPI動作クロックの周期 x PCSSCK遅延プリスケーラ値 x CSSCK遅延スケーラ値
尚、PCSSCK遅延プリスケーラ値はPCSSCK x 2 +1、CSSCK遅延スケーラ値は、2 ^ (CSSCK + 1) です。
詳細は、リファレンスマニュアルのSPIx_CTARn[PCSSCK]、SPIx_CTARn[CSSCK]、PCS to SCK Delay (tCSC)、Module transfer timing diagramの図を参照ください。