各種エラーを発生させるには、それぞれ下記の方法で確認可能です。
・FERSTAT_DFDFとFERSTAT_SFDIF
Double/Single-bit ECC errorは、Flash/EEPROMを二度書きすることによって発生させることが出来ます。下記URLに説明とサンプルコードもありますので、書込みの手順と書き込む値を参考にお試しください。
ただし、二度書きは評価目的の使用にとどめてください。
・CPMURFLG_OMRF
Oscillator Clock Monitor Resetは、外部オシレータを有効(OSCE=1)でクロックモニタリセットが有効(OMRE=1)のときに、EXTALの端子を1kΩ程度の抵抗を介してGroundに接続すると発生させることができます。
・CPMURFLG_PMRF
PLL Clock Monitor Resetは、PLLの入力クロックとして外部クロックを使っている状態で、外部クロックが止まると発生します。外部クロックを止める方法は上記と同じです。
・ADC0EIF_IA_EIF
Illegal Access Errorは、ADCのコマンドリストやリザルトリストのアドレス設定(ADCCBP/ADCRBP)を、異常な値(例えばFlashやメモリではなく、Reservedの領域)に設定すると発生させることができます。
・ADC0EIF_CMD_EIF
Command Value Errorは、ADCのコマンドリスト2のサンプルタイムの設定をリファレンスマニュアルのSample Time SelectでReservedになっている無効な値(例えばSMP[4:0]=b11111など)に設定すると発生させることができます。
- 316ページ:Table 9-25. Sample Time Select
・ADC0EIF_EOL_EIF
“End Of List” Errorは、ADCコマンドリストに、コマンドセレクト(CMD_SEL[1:0])がEnd of Listに設定されているコマンドが一つも無い場合発生させることができます。
・ADC0EIF_TRIG_EIF
Trigger Errorは、リファレンスマニュアルのADCEIF Field Descriptionsに発生する条件が記載されています。ADCの実行を中止したあとに、Restartを実行せずに、もう一度トリガをかけると発生させることができます。
- 306ページ:Table 9-13. ADCEIF Field Descriptions
・CPMURFLG_LVRF
Low Voltage Resetは、Vsupの電圧を下げていき、VDDXが一定電圧以下(VLVRXA (typ 3.02V))になると、発生させることができます。
・CPMULVCTL_LVDS
Low-Voltage Detectは、Vsupの電圧を下げていき、VDDAが一定電圧以下(VLVIA (typ 4.23V))になるとセットされます。