S32K3xxのADCモジュールは、外部アナログマルチプレクサICを使いADCのチャネル数を拡張できる機能があります。ADC_0とADC_1がこの機能を搭載しています。(ADC_2は非サポート)
マルチプレクサ切り替え信号はADCx_MA[2:0]を使用します。
ADCのチャンネル設定でExternal Channels (64ch~95chに割当)を指定してADCを実行するとADCx_MA[2:0]信号を切り替え、外付けのマルチプレクサのチャンネルが切り替わりADCすることができます。このようにマイコンの端子をADCするのと同じように変換することが出来ます。
また、アナログマルチプレクサICをS32K3xxの外につける必要があり、測定したい電圧が安定するまでの時間は、測定対象のインピーダンスやアナログマルチプレクサICの特性に依存します。
S32K3xxのADCの機能としては、サンプリング時間を設定できるほか、電圧が安定するまでADCの開始を待つ機能があります。