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  • 公開日時 : 2021/03/22 13:46
  • 更新日時 : 2022/10/12 15:06
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【NXP:DN】 QorIQ Layerscape ブートフロー PPA について

ブートフローのPPA ( Primary Protected Application )について教えてください。
具体的には何を目的とした機能でしょうか。
PPAはブートフローで必須となるものですか。
TF-Aとは異なるのですか。
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回答

Layerscape SDK(LSDK)のRev. 18.12 (2018年12月リリース)以降のリビジョンで説明されているブートフローは、
PPA ( Primary Protected Application ) ではなく、Armから提供(仕様に準拠)されるアーキテクチャであるTF-A ( Trusted Firmware–A )を案内しています。

PPAの詳細は、Arm TrustZoneで実行されるloadable secure services firmware component running で説明されます。
NXP社資料によるPPAの説明は、QorIQ SDK User Guideを参照してください。
Chapter 10 Boot Loaders
10.1 Primary Protected Application (PPA) User's Guide
 
PPAとTF-Aの比較は、Layerscape SDK User Guideを参照してください。
Chapter 5 Bootloaders
5.1.1 General boot flow
5.1.2 Boot flow with PPA
5.1.3 Boot flow with TF-A
 
TF-AまたはPPAによるブートフローにて、Layrscape (Arm v8コア内蔵製品) 起動時のSecure Bootを含むsecure機能はオプションです。
secure機能を使用しない場合でも、いずれかのブートフローを使用します。
なお現在、NXP社から販売されているLS1043ARDBやLS1046ARDBなどの評価ボードは、リリース時のQorIQ SDKバージョンによる PPA ブートフローが動作します。
最新のLinuxカーネルを使用するためにTF-Aブートフローを使用する必要はありません。
しかし、NXP社は TF-A をRev. 18.12 以降のLayerscape SDK では案内しており、PPAブートフローを維持する予定はありません。

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