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  • 公開日時 : 2023/01/19 10:25
  • 更新日時 : 2023/09/07 15:32
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【NXP:LPC】 LPC546xxシリーズのUSB0_VBUSについて

LPC546xxシリーズのUSB0をデバイスとして使用する場合、USBコネクタのVBUSをUSB0_VBUSに接続します。USB1を使用する場合は、USBコネクタのVBUSをUSB1_VBUSに直結できるようですが、何故USB0_VBUSにUSBコネクタのVBUSを直結できないのでしょうか。
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回答

LPC546xxシリーズのUSB0をUSBデバイスとして使用する場合、USBコネクタのVBUSをUSB0_VBUSに接続する必要があります。USB0_VBUSとして使用するピンは、VBUS入力用の専用ピンではなく、GPIOピン (PIO0_22)になります。
 
GPIOピンは、LPC546xxに電源が供給されている時は5 Vトレラントですが、電源オフ時の最大入力電圧は3.6 Vになります。
また、LPC546xxに電源が供給されている時でも最大入力電圧は5.0 Vです。
VBUSの最大電圧が5.5 V(Type C追加により5.25 Vより変更)ですので、外部抵抗により分圧する必要があります。
尚、バスパワーデバイスの場合は、VBUSからLPC546xxが動作する電圧を生成しますので、生成した電圧をUSB0_VBUSに接続することを推奨します。
また、セルフパワーデバイスの場合は、LPC546xxに電源電圧が供給されていない状態でUSBケーブルが接続されることがあります。
この場合、USB0_VBUS (PIO0_22)に印加できる最大電圧は、3.6 Vになります。
従って、次のようにR1とR2の抵抗で分圧したVBUSをUSB0_VBUS (PIO0_22)に入力することを推奨します。
R1とR2の抵抗値は、1.2kΩと2.2kΩや560Ωと1kΩなどの組み合わせがあります。

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