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  • 公開日時 : 2022/10/13 13:20
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【NXP:PMIC】 PF0100でTBBモードについて

1.PF0100を用いて、OTPの評価をしたいのでTBB(Try Before Buy)モードで動作させるにはどうすればいいですか。
2.TBBモードは量産で使用していいですか。
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回答

1.PF0100はピンストラッピングとレジスタ設定にてOTPレジスターに関する以下の3つの動作の設定が可能です。
 ①製品サフィックスに対するOTPヒューズの値で起動する動作
 ②TBBOTPレジスタの値で起動する動作
 ③工場出荷時のdefault値で起動する動作
 
各動作の設定は以下となります。
①の設定:ピンストラッピングにてVDDOTP=GND and レジスタ設定にて、TBB_POR=0(default) and FUSE_POR_XOR=1(default)
②の設定:ピンストラッピングにてVDDOTP=GND and レジスタ設定にて、TBB_POR=1
③の設定:ピンストラッピングにてVDDOTP=VCOREDIG
 
2.TBBモードは量産前にOTPの設定をカスタマイズし、評価を行う為のモードなので量産品での使用は推奨していません。
TBBOTPレジスタはPMICへの電源投入が遮断されるとゼロに初期化されますので、TBBモードで量産使用し想定外の事象によりTBBOTPレジスタがゼロになった場合、OTPフューズ通りの動作となり想定外の電圧やシーケンスで動作する可能性があります。
その為TBBモードの趣旨を理解した上で使用してください。
 
詳細につきましては、以下のアプリケーションノートを参照してください。
 
 

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