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  • 公開日時 : 2020/02/14 15:47
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【NXP:DN】 T1014/T1024 MPIC_EISR0/bit29がセットされる理由

装置電源ON後、MPIC_EISR0/bit29がセットされることがあります。
考えられる理由は何でしょうか。
 
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回答

T1024内のメモリリソースでのマルチビットエラーの発生が原因です。このメモリリソースは、内部ペリフェラル機能(eSDHC, IFC, USB, CCM, PCIe、etc)のFIFO/バッファと160KBのPlatform SRAMです。
ただし、どのメモリリソースが要因でMPIC_EISR0/bit29がセットされているかは確認することはできません。
160KB Platform SRAMの電源投入後の状態は不定です。このため、明示的な初期化(DMAやCPUコアからの64bit長でのライト)を行わずにリードすると、ECCエラーが発生します。
このPlatform SRAMの初期化を行うか、ECCを以下の方法でディセーブルすることで、MPIC_EISR0/bit29がセットされることを回避することができます。

Disable the Platform SRAM ECC check:
Use the following sequence to map 1G DCSR space to 0x80000000 (can be mapped to any 1GB-aligned space):
LAW_LAWBARH=0x00000000
LAW_LAWBARL=0x80000000
LAW_LAWAR=0x81D0001D
0x80020524=0x02000000 ? disable ECC check
 
上記処理を行っているにもかかわらず、MPIC_EISR0/bit29がセットされている場合には、致命的なエラーとして扱ってください。
 

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