2.14 Data Group Topologies and Routing Guidance
実装されているDDR4デバイスの数に関係なく、データライントポロジは
常にポイントツーポイントです。
ルーティング中のレイヤー遷移を最小限に抑えます。
レイヤー遷移が必要な場合は、同じ参照面を使用して
レイヤーに遷移することをお勧めします。
これに対応できない場合は、リターン電流が基準面間で遷移できるように、
近くにグランドビアがあることを確認してください。
目標は、戻り電流に低インダクタンスの経路を提供することです。
また、長さのマッチングを最適化するために、TIは、すべてがまったく同じ数の
ビアと同じビアバレル長を持つ1つのレイヤー上の単一のデータルーティング
グループ内ですべてのネットをルーティングすることをお勧めします。
DQSPおよびDQSNラインは、差動ペアとしてルーティングされる
ポイントツーポイント信号です。
Figure 2-9に、DQS接続トポロジを示します。
DQおよびDMラインは、シングルエンドでルーティングされる
ポイントツーポイント信号です。
Figure 2-10に、DQおよびDM接続トポロジを示します。
上記のCKおよびADDR_CTRLルートの図と同様に、Figure 2-11およびFigure 2-12は、
DQSルーティンググループおよび関連するデータルーティンググループネットの
PCBルートの例を示しています。
ルーティングの例は、DQS0PとDQS0Nを示しています。
これらは、プロセッサからバイト0を含むSDRAMに差動ペアとして
ルーティングされます。これは、ボード終端のない
ポイントツーポイントルーティング差動ペアとして実装されます。
これらのネットでは、いかなる種類のスタブも許可されていません。
すべてのテストアクセスプローブは、
ブランチやスタブなしで一列に並んでいる必要があります。
実装されているバイトレーンのプロセッサから各SDRAMへは
同様のDQSペアルーティングが存在します。
Figure 2-12に、バイト0ルーティンググループ内の単一ネットの
ルーティング例を示します。
DQおよびDMネットはシングルエンドでルーティングされ、
スタブやボード終端のないポイントツーポイントでもあります。
ポイントツーポイントルートは、実装されているDQネットと
DMネットのそれぞれに存在します。
DQおよびDMネットは、そのバイトレーンのDQSPおよびDQSNペアと
同じパスに沿ってルーティングされるため、
DQSペアに長さを一致させることができます。