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  • No : 11107
  • 公開日時 : 2022/03/29 21:01
  • 更新日時 : 2022/11/17 14:12
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【TI:アイソレーション】 ISO全般 PCBトレースの配線や部品配置で注意すべき点

デジタル信号の品質維持やEMIの低減、ノイズを拾うことを回避するために
PCBトレースの配線や部品配置で注意すべき点を教えてください。
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回答

1.クロストークを10%までに抑えるために信号トレース間は
     トレースからGNDまでの高さの3倍以上(d≧3h)離してください。
 
 
 
2.90°曲げの代わりに45°曲げ(角を面取り)したものを使用してください。
 
 
 
3.ノイズが多い環境で動作させる場合は、
      アイソレータのイネーブル入力を適切な基準レベルに接続してください。
      つまりHighイネーブル入力はVCC層に、
      Lowイネーブル入力はGND層に接続してください。
 
4.ビアの隣やアレイ状のビアの間にトレースを配線する場合は、
      ビアのクリアランス部分が下のGNDプレーン上の
      リターン電流の経路を妨げないようにしてください。
 
 
 
5.信号経路のインダクタンスが大きくなるため、
      信号線のある層の変更は出来るだけ避けてください。
 
6.やむを得ず異なる層を経由して信号線を配線する場合は、
      各信号線用のビアにリターントレース用のビアを設けてください。
      この場合、インダクタンスの増加を最小限に抑えるために
      出来るだけ小さいサイズのビアを使用してください。
 
7.インピーダンスコントロールと電源ノイズの最小化のために
      安定した電源プレーンとGNDプレーンを使用してください。
 
8.ノイズの拾い上げを防ぐためにアイソレータと周辺回路との
      間のトレース長を短くしてください。
 
9.バルクコンデンサ(10uF)は電源を供給する場所の近くに配置してください。
 
10.0.1uFまたは0.01uFの小型バイパスコンデンサを配置する場合は
      下図のように配置してください。
 ・コンデンサの電源側をデバイスの電源端子に直接接続
 ・2本のビアを通して電源プレーンに接続
 ・コンデンサのGND側を2本のビアを通してGNDプレーンに接続
 
 
 
 

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