立ち上がり時間(tss)の計算に関しては
データシートp17 8.2.2.4 Startupの項目に
下記式の記載があります。
tss=100,000 * CNR * In((VR+5)/5)
上式のVRの値はNR端子の電圧を指しますが、ANY-OUT機能対応品(TPS7A4700,TPS7A4701)
Adjustable機能対応品(TPS7A4701)で異なります。
ANY-OUTでは出力電圧(Vout), Adjustableでは内部リファレンス電圧(Vref)の1.4Vとなります。
(※データシートp7 6.5Electricai CharacteristicのVNR参照)
また、ANY-OUTの場合はVoutと同じ電圧値がCNRに印加されるため、
セラミックコンデンサのDCバイアス特性により実効容量が小さくなります。
そのため、実際の立ち上がり時間は公称値での計算より小さくなることに
留意して容量値を設定してください。