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  • No : 2361
  • 公開日時 : 2018/10/30 17:29
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【TI:アンプ】 LM339 コモンモード入力電圧範囲外の挙動

コンパレータの電源電圧を0V-5Vで使用していますが、
+入力端子の電圧が4.5V程度になる場合があります。
 
データシートの、Common-mode input voltage range は、-0.1 to 4.2 V
と規定がありますが、+端子に4.5V入力となった場合に、どのような挙動となるか
教えてください。
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回答

入力電圧範囲については、データシートに Input Voltage Rangeという
項目があり、ここに今回の条件による動作が記載されています。
 
IN+がコモンモード電圧範囲よりも高くなっている場合、
 ①IN +がコモンモードより高く、IN-がコモンモードのとき、出力はハイインピーダンスになり、出力トランジスタは導通しません。
 ②INとIN +が共にコモンモードよりも高い場合、出力はローになり、出力トランジスタは電流をシンクします。
 
また上記以外の条件では、以下のような動作となります。
 ③IN +とIN +の両方がコモンモード電圧範囲内にある場合:
 (a)IN-がIN +およびオフセット電圧より高い場合、出力はローであり、出力トランジスタは電流をシンクします。
 (b)IN-がIN +およびオフセット電圧より低い場合、出力はハイインピーダンスになり、出力トランジスタは導通しません。
 ④IN-がコモンモードよりも高く、IN +がコモンモードのとき、出力はローで、出力トランジスタは電流をシンクします。

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