入力端子がオープン(端子処理なし)の状態は、
ノイズなど外部の影響をうけ電位が変化しやすい状態となります。
意図しない電位の変動により、デバイスの誤動作や過電流が流れることがあります。
このような誤動作の対策として入力端子は、レベルを固定することが必要となります。
このとき、短絡など大電流による回路破壊を防ぐ目的から電源あるいはGNDと結線するときは、
一般的に数kから100kΩほどの抵抗を介して電源(プルアップ)
あるいはGND(プルダウン)に接続する対策がとられます。
出力端子はOpen(端子処理なし)の状態にされているケースが多く見受けられます。
開放された出力端子は、無終端の全反射状態となりEMI輻射の原因となります。
こちらの対策として、数pFから数十pFのコンデンサと数十Ωの抵抗を直列に接続したAC終端を行うと安全です。