反射ノイズの対策として下記対策がとられています。
1. 並列終端(プルアップ/プルダウン)
伝送ラインの終端に伝送ラインの特性インピーダンスと同等の抵抗を並列に付けます。
きれいな波形を期待できますが、電流規定の確認と消費電力が大きくなるので注意が必要です。
2. AC並列終端(プルアップ/プルダウン)
直列に接続した抵抗とコンデンサを伝送ラインの終端に並列に付けます。
並列終端にコンデンサーが追加されているのでDC時の消費電力を抑えることが期待できます。
しかし、周波数が高くなるとコンデンサーの効果が薄れ消費電力が大きくなります。
3. テブナン終端
伝送ラインの終端に2つの抵抗をVCCとGNDに平行に付けます。
4. 直列終端(ダンピング抵抗)
ドライバーの出力インピーダンスと付加する抵抗の和が、
伝送ラインの特性インピーダンスと同じになる抵抗をドライバーの近傍に直列に付けます。
消費電力の増加がなくレシーバー側できれいな波形を取得することが期待できます。
しかし、ドライバー近傍の波形にはスレッショルド付近に段付きが発生することがあります。
5. ダイオード・クランプ
伝送ラインの終端に高周波特性の良いダイオードを付けます。
トレラント入力は対応できなくなります。