Boot用SDカードの作成は下記手順の通りです。
AM335x Starter Kitを例にして説明します。
BOOTメディア作成/Boot手順に必要な機材
AM335x StarterKit
シリアルコンソール(PCソフトの場合Tera Termなど)および接続ケーブル
PCなどを使用し、RS232Cで通信および表示のできるターミナルソフトなど。
Boot時の動作確認を行う(LEDの点灯などで確認する場合もある)。
112500bps,8bit,NoParity,1StopBitの設定で通信を行う。
接続ケーブルについて、StarterKitの場合はUSBでPCと接続出来る為、添付の
Boot用SDカードの作成: フォーマット
先の章で作成したBootloaderとサンプルApplicationで、StarterKitのBootSDカードを作成する。
① SDカードをフォーマットする。
PCでSDカードを確実にフォーマットするために、SDK内のboot.imgを書き込む。
(C:¥ti¥processor_sdk_rtos_am335x_5_02_00_13¥prebuilt-sdcards¥evmAM335x¥sd_card_img)
Win32 Disk Imager等書き込みツールを使用。
Note:
TIのWebではHP USB Disk Storage Format Tool v2.0.6 Portableも紹介されているが、最新のバージョンでは
正常のフォーマットができない場合があるため上記方法を推奨。
② 書き込みが完了すると、SDカード内にMLO(bootloader)とappファイルが書き込まれる。
※上記boot.imgは、AM335xEVM用のI2C test用なので、
appのみCCSで作成した”*.out”ファイルを”*_ti.bin”ファイルに変換した
appファイルに置き換える。(次々スライド︓Boot用SDカードの作成(3/4)Applicationのコピー参照)
Boot用SDカードの作成: BootLoaderのコピー
① 通常は「bootloader_boot_mmcsd_a8host_release_ti.bin」を「MLO」というファイル名で
SDカードにコピーする。デフォルトのファイルの位置は
「C:¥ti¥pdk_am335x_1_0_13¥packages¥ti¥starterware¥binary¥bootloader¥bin¥am335x-evm¥gcc」
② ここではboot.img内のMLOを使用するため割愛。
Boot用SDカードの作成:Applicationのコピー
① CCSでBuildしたApplicationファイル(gpio_app_led_blink_a8host_debug.out)を
「gpio_app_led_blink_a8host_debug_ti.bin」
に変換後、appというファイル名でSDカードにコピーする。
Boot用SDカードの作成(4/4)
① StarterKitにSDカードとUSBケーブルを接続する。
USBケーブルはPCに接続する。
② 電源を投入する。
③ StarterKitのLEDが点滅するのを確認する。