配線間の誘導結合が引き起こす電流と配線同士などの静電結合が作りだす電流がクロストークの要因となります。
並行線長が長いほどクロストークノイズは大きくなります。
配線が太いと容量性クロストークノイズが大きくなり、細いと誘導性クロストークノイズが大きくなります。
また、信号の変化率(dv/dt)が大きいと誘導性クロストークノイズが大きくなります。
対策として下記方法などがあります。
伝送方向が異なる信号線が入れ子状態になっている配線は、伝送方向の同じ信号線をグループ化して揃えます。
信号線間の距離を広げる。
パターンの左右には配線幅以上のクリアランスを確保するという、3Wルールなどがあります。
異なる層の信号線もクロストークノイズの要因となります。
そこで、並行状態の配線は避け直交配線を心がけます。
グラウンドによるガードパターンでクロストークノイズから信号線を保護します。
ガードパターンはノイズの影響を受けやすいので適切な間隔でグラウンドとビア接続します。