入力端子は下の図のようなPチャネルとNチャネルにて構成されています。
Lowレベル(0)が入力されるとPチャネルがON、NチャネルがOFFとなり、出力にはVCC:Highレベル(1)が出力されます。
また、Highレベル(1)が入力されるとPチャネルがOFF、NチャネルがONとなり、出力にはGND:Lowレベル(0)が出力されます。
スレッショルド電圧の近辺では、Pチャネル、Nチャネル両方がONになり、VCCからGNDに電流が流れます。
この電流を貫通電流と言います。
この電流は流れる時間により問題の有無を判断します。
入力される信号が、データシートのΔt/Δv(Input transition rise or fall rate)の規定内で変化していれば問題ありません。
出典:SN74LV244Aデータシート REVISED OCTOBER 2015版