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  • No : 3612
  • 公開日時 : 2019/05/31 11:41
  • 更新日時 : 2019/10/31 17:36
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【TI:電源IC】 TPS54320のRTモードとCLKモードの切り替えについて

TPS54320のデータシートに動作周波数の設定について以下の記載があります。
「内部スイッチング周波数は、RT抵抗で設定されたスイッチング周波数に戻る前に、
最初に100 kHzに低下するため、TIはCLKモードからRTモードに切り替えることをお勧めしません。」
動作周波数のモードを変更してもこのような現象が起こらない対策方法はありますか。


(動作仕様例)
VIN = 8.4V
VOUT = 4.5V
IOUT = 3A
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回答

TPS54320では根本的な対策は困難ですが、
TPS54424及びTPS54824ではCLKモードからRTモードへの移行が改善されています。
動作周波数が最小100 kHzに減衰するのを待つ代わりにこれらのデバイスはクロックエッジが
RTモードに戻るのを待たずに10µs(typ)の固定期間待機します。
TPS54424データシートの図34は、この変更による改善された遷移を示しています。
遷移が発生したとき、出力にはまだ小さなアンダーシュートとオーバーシュートがありますが、
通常はアンダーシュートと負荷ステップ後のオーバーシュートより大きくはありません。

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