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  • No : 3787
  • 公開日時 : 2019/07/19 15:26
  • 更新日時 : 2019/12/23 16:40
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【TI:電源IC】 TPS763の出力計算式に関して

出力可変LDOのTPS763とLM317の出力電圧の計算式が、それぞれ違う(R1とR2が逆)のはなぜでしょうか。
またTPS763の0.995の値の意味を教えて下さい。
 
 
・TPS763
LM317
(Iadjはほほ「0」となるので Iadj * R =0 )
 
 
 
 
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回答

TPS763はFB端子とのGNDの間(R2間)で常に基準電圧VREFと同じで一定となり、
R2がR1とR2を流れる電流値(I1)を決定します。(I1=Vref/R2)
 
またR1は、電流(I1)によりR1間の電圧が決定され、電圧は以下の式となります。

R1間の電圧=I1(=Vref/R2) * R1 = Vref *(R1/R2)
 
従って出力Voは以下になります。
Vo = 0.995 * (Vref + Vref *(R1/R2)) = 0.995 * Vref *(1+ R1/R2)
「0.995」はLoad regulationの補正の定数で、このデバイス固有の値になります。

TPS763とLM317はVREFを一定にする箇所がそれぞれ違うため、出力の計算式は異なります。
 
 

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